世界の車いすテニスのトップスター 国枝慎吾
車いすテニス界ででは知らない者はいないと言われるほど、圧倒的な強さを誇る世界的スター選手の国枝慎吾選手をご存じでしょうか。
国枝慎吾選手は、9歳の頃に脊髄腫瘍を発症し、車いす生活を送ることになりました。その後、母親の勧めにより車いすテニスを始めます。高校入学後、その実力はめきめきと頭角を現し、海外遠征を経験。海外遠征により世界のトップレベルを目の当たりにし、本格的に競技レベルへ転向します。
その後も快進撃を続け、2004年のアテネパラリンピックではダブルス優勝、2008年の北京パラリンピックではシングル優勝、ダブルス3位の好成績をおさめました。2009年に車いすテニスの選手としては初めてプロに転向をされています。
国枝慎吾選手は、1年間にグランドスラム4大会を全て優勝する年間グランドスラムを達成する世界のトップスター選手です。
日本人として最も長い期間、世界No.1でであり続けている選手です。強さの源は、過去の車いすテニスの選手の誰よりも、アスリートとして生きようとする姿勢です。一度頂点を極めても、次の高みへ、また次の高みへと自分を駆り立てる国枝慎吾選手の姿勢は本物のアスリートです。
2020年の東京オリンピックの出場を目指すことは勿論のこと、パラスポーツの普及のキーパーソンとしてぜひ注目してほしい選手の一人と言えるでしょう。
世界テニスのスーパースター名鑑 錦織圭
テニス界で今や日本だけでなく世界でもスーパースターとなった錦織圭。日本のテニスプレーヤーと言えば間違いなく錦織圭が初めに頭に浮かんできます。
世界ランキングは最高4位まで上り詰めた実力者。1勝することさえ難しいとされていたテニスの4大大会を勝ち上がり、数々の日本の記録を塗り替えてきました。今や初戦や2回戦で敗退した時に大きなニュースとして挙げられるほどです。全米選手権での準優勝や4大大会でのベスト4,8は常連。2016年に行われたリオオリンピックではスペインのナダル選手を倒しての銅メダル獲得は記憶に新しいところです。
また、錦織圭選手が日本のテニス界に与えた影響も大きく、後輩の若手選手の成長も著しくなっています。その結果、錦織選手以外でも4大大会に勝つ選手が現れてきました。現在行われている全豪オープンでも日本人選手が格上のランキング上位の選手に勝ち、トーナメントを勝ち進んでいってます。間違いなく日本のテニスのレベルが上がってきていると言っても過言ではありません。
2017年は思うような結果が出せず、さらに手首の怪我も重なってシーズン後半は欠場と言う形でシーズンを棒に振った錦織圭選手。2018年こそは復活し、念願の4大大会制覇を目指してほしいと日本中から期待されています。